はじめに
シャーペンのKURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)。
発売からしばらく経ち、すでに話題も一段落したアイテムです。
「今さら?」と思われるかもしれませんが、まさに今だからこそ向き合える一本です
筆者は文房具好きで、これまでにもKURUTOGAシリーズを長年愛用してきました。そんな中、「DIVE」の存在を知ってしまい、「これは欲しい…」と強く思ったのです。
出会いまでの話:抽選に落ちても、巡り会えた
欲しいと思ってすぐ探しましたが、どこも当然のように売り切れ。
フリマアプリでは定価以上の価格がついていて手が出ず。
諦めかけた頃に、文房具店での抽選販売を見つけて申し込みました。…が、見事に落選。
それからしばらくして、近所のショッピングモールをふらっと歩いていたときのこと。
文房具コーナーを何気なくのぞいてみたら、なんとKURUTOGA DIVEが置いてあったのです。
しかも全色。
思わず二度見して、その場でしばらく悩みました。
その結果、選んだのは「オーロラパープル」。
光の角度によって表情が変わる幻想的な色合いで、一目で気に入っています。
価格は5,500円(税込、2025年6月現在)。
シャーペンとしては高めですが、その価値は確かにあります。
KURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)とは?
KURUTOGAは、「書くたびに芯が少しずつ回って、常に尖った状態を保ってくれる」三菱鉛筆のシリーズです。
筆者が学生だったころ、シャーペンの芯は偏ってすり減ってしまい、書きにくくなるたびにシャーペンをくるくる回していました。
線が太くなり、文字がつぶれる。
そんな悩みを持ちながら書いていた人は少なくないはずです。
だからこそ、KURUTOGAを初めて見たとき、「これ、学生時代に欲しかった…!」と本気で思いました。
そのシリーズの中でも最上位に位置するのが、このKURUTOGA DIVE。
軸は重量感がありながらもバランスがよく、所有感と実用性を両立しています。
さらにキャップ付きという構造は、見た目の高級感だけでなく、合理的な仕組みも隠されています。
キャップを外すだけで芯が適切な長さだけ自動で繰り出され、その後は自動芯繰り出し機能が作動。
つまり、従来のように「カチカチと芯を出す操作」は一切不要です。
筆記に集中したままスムーズに書き続けられる、この“解放感”は想像以上でした。
今さらでも買う価値がある理由
DIVEは、単に「高級シャーペン」ではなく、「書く道具」として本当に完成度が高い一品です。
滑らかな書き味、芯の安定性、長時間書いても疲れにくいバランス設計──。
ペーパーレスの世の中とはいえ、日常的にシャーペンを使う人にとって、「道具としての性能の高さ」を明確に感じられます。
また、オーロラパープルのようなカラーリングは見た目にも満足感があり、使うたびにちょっと嬉しくなる。
所有欲も満たされるのは、大人になってからこそ味わえる楽しみだと思います。
使って実感した魅力(体験談)
筆者はこれまで数本のKURUTOGAを使ってきましたが、DIVEに切り替えてからは他のシャーペンを使う機会が減りました。
芯を出す動作すらなくなったことで、「書く」という行為そのものがスムーズになったのは想像以上の変化。
また、軸の重みと太さが絶妙で、自然と文字を丁寧に書くようになりました。
デザイン的にもビジネスの場で違和感がなく、持っていて恥ずかしくない一本です。
「実用品なのに、ちょっと気分が上がる」。
まさにそういう道具です。
まとめ|今だからこそ選びたい、大人のシャーペン
KURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)は、ただの高級文具ではありません。
芯の自動回転機構や繰り出しシステム、持ちやすい重さとバランス、そして所有欲を満たすデザイン──。
全方位にわたって「長く使いたくなる一本」に仕上がっています。
流行が落ち着いた今だからこそ、改めて手に取ってみると、その本当の良さがわかるはずです。
「今さら」でもまったく遅くない、むしろ今こそ手にしてほしい大人のシャーペンだと思います。
まにログでは、「今さらだけど生活がちょっとよくなるモノやコト」を紹介しています。
最新を追いかけるより、自分のタイミングで「ちゃんと良いもの」を選びたい。
そんな人に向けて、これからも気持ちよく使える道具を紹介していきます。